題名:松本清張スペシャル
局:日テレ系
原作:松本清張
主な出演者:黒井忠男・・・古谷一行、八代正子・・・伊藤蘭、笠岡勇市・・・前田吟
備考:再放送(1989年)
内容:銀行員の忠夫はたった一人の家族である妹と東京で二人で暮らしている。ある日、妹が山形へ旅行に行った。しかし帰ってこず、しばらくして、北陸の温泉地で死体が保管されていることがわかった。もともと心臓が悪く、旅館で発作が起きたらしい。しかし、そのとき一緒にいた中年の男は逃げていた。
旅館の女将に東京に来てもらい、男を探したが、見つからなかった。しかし、ひょんなことから、上司の笠岡がその男だと気づいた。笠岡を責めるが、謝られて終わった。山口に引っ越し転職して復讐の機会を待つ。
6年後、恋人もできた。かつての部下から近況を知らせてもらっていた。笠岡が出世して新宿をひとりで飲み歩いていると知り、復讐を実行に移す。
25年前なのに、古谷一行さんはほとんど変わらないな。
でもいろいろと昔のことに驚く。妹が何日か帰ってこないけど、当然携帯もないから連絡の取りようがない。笠岡は妹の発作時逃げた最低の奴だが、一応土下座して謝る。今のドラマだと、開き直るパターンが多いと思う。「酒屋がスーパーになって便利」なんてセリフも当時よくあることだったのだろう。薬品置き場のカギを粘土を使って複製する。セキュリティー甘すぎ。居酒屋で最初目撃者がいなかったとき、「最近の日本人は他人のことなんかどうでもいいんだ」みたなセリフ、今じゃもっと酷いけど。
これほど長い間復讐の機会を待ったにも関わらず、やり方がお粗末だ。まず、女と付き合うもんじゃない。家に女を連れてきて、証拠となる写真を見られてしまうとか。女の職場から毒物盗むなんて!それに毒物はちゃんと定期的に量るものだから、盗まれたらすぐばれるし。混みこみの居酒屋で毒を入れるなんて、目撃されるのが当たり前だし。もっとちゃんとやらないと!!!と応援してしまうのであった。
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